三日目の仕事と推し事

仕事を半ドンで片付けて推し事にでかける。

TrySail Live Tour 2021 “Re Bon Voyage” の横浜公演に行ってきた。
詳しくは改めて書くか、もしくはツイキャスで語るけれど、とにかく楽しかった。

江戸川台ルーペと少し早く落ち合って、みなとみらいの「ザ・アメリカンダイナー」みたいなところで昼食のような夕食をとった。「ザ・アメリカン」みたいなハンバーガー(語彙)。
ハンバーガーとフライドポテトにフライドチキン、というラインナップで、ビールを飲みたい思いもあったが、ライブ前なのでノンアルコールビールで我慢。トイレ近くなっちゃうからな(その理由?)。
そういうのも含めて、ライブは楽しい。

正直、今回のライブはさほどのめり込めていなかったのだが(だってライブBlu-rayひとつも見返してないんだぜ)、行ってみると自分の予想を完全に上回る楽しさと、自分がTrySailライブの空間が本当に好きなんだなーということを思い出さされた(あと、ちゃんと「よこはまー」って言われてきたよ)。

それなりにファン歴(それ以上に濃さ)を重ねてきて、もうTrySailのことは結構わかってんだぜ、みたいに調子に乗ってた部分もあったのだと思うが、まだまだ甘ちゃんでした。
“推し方”が雑になっていたのだろうと思う。
それは自分の人生において、好きなものに対して雑になってるということにも通じる(大きく出た)。

今日感じたことを簡潔に言えば、

リスペクトを忘れないこと。
どこかで自分の態度が見られている可能性があること。
謙虚さと感謝を常に持っていること。

常に推しから教わることはある。

楽しさだけでなく色々と自分を見つめ直す時間になった不思議な感覚(日々疲れてるだけかもしれない)。
とにかく最高に楽しい時間を過ごせたことだけは事実。

今日の思いを忘れずに、明日から僕なりに好きなことに向き合っていこう。

グッズ届いて下準備

今週と来週は諸般の事情(便利なフレーズ)でハードスケジュールになってしまった。

急な打ち合わせやら会議やらが入って、休みが変則的になってしまったのがその一番の理由。
来月の中頃には落ち着くのではないかと思うので、ここで踏ん張らなきゃなー。

まあ、その間に推しのライブが入ったりもしてるので、公私ともに忙しいということなんだけれど。横浜で「よこはまー」と言われてこなければいけないのでね(ファン以外にはなんのことやらな話)。

で、(で?)そのTrySailのライブツアー「Re Bon Voyage」は今日開幕だが、そのグッズが昨日届いた。
ポロシャツはボタンがそれぞれの担当カラー(ピンク、青、黄色)になっていて、思ったよりオシャレ。普段着るか(着られるか)はわからないけど、ライブに着ていけ、ってことかね(半袖寒いけどな)。
あと、ジョッキはまあ、まあ、うーん……可愛らしいが「ダイナマ」が標準のビール飲みにはやや物足りないか。なぜこんなグッズがラインナップされているのか、注文したときはわからなかったが、アルバムに入っている「マイハートリバイバル」の歌詞(炭酸をぐびっといこう)にひっかけたグッズなのかなーと、今は思う。
ガラス製なので持っていて振り上げることはできないが、家でライブ映像見ながら、振り上げることはできそう(海賊みたいな画しか浮かばないな)。っていうか、こぼすよな。

まあとにかく横浜は来週。それまでにアルバム曲をヘビロテしておく。

忙しい反面、色々と待ちの姿勢を求められる今日この頃。
気持ちは急いてしまうが、待てば海路の日和ありとも言うし、待つ度量も必要だ、と言い聞かせて自分の心を落ち着かせる。

明日は休みだけど打ち合わせのため外出。
ハードな週、乗り越えてこう。

本屋話と推し話のキャス

「ザンクとルーペの読書感想文」無事終了。

本編は、早見和真著『店長がバカすぎて』の感想を語り合った。

というか、後半は僕が喋りっぱなしだった気がする。
なんというか、まあ“感想文”なので許してください。キャスでも話しているように、この小説にでてきた
「私は乗れなかった。有り体にいえば、心が弾まなかった」
「本の評価に正しいも正しくもない」
というフレーズをエクスキューズにしておきます。
しかし、なかなか「強」が出ないのはなんだろうなー(ひねくれてるだけかもな)。

アフタートークは今月行われた「雨宮天 第三回 音楽で彩るリサイタル」の感想と、僕らと(というかルーペさんと)天ちゃん、そしてTrySailとの出会い(っていうか知るきっかけ)から始まって、リサイタルの感想まで語っています。

沼ってどこに設置されているかわかりませんね(いや、でも今最高に楽しいですけど)。

キャスが終わったあとルーペさんと30分ほど話して(公開できないような話?)、髪切りに行った(2か月半ぶり)。
それからようやく今年初の月見バーガー食べたよ。美味かった。

ツイキャスやると達成感ある。
一日を無駄にしなかったように思えるので、今後も大事にしていきたい。
来月の本をちゃんと選ぼう(「強」出そうな奴な)。

CD購入珍道中

推しのCDをフラゲにし池袋のアニメイトへ。

正式名称はTrySailのニューアルバム「Re Bon Voyage」。
これには3バージョンあって、特典の関係上、完全生産限定盤と初回生産限定盤の2バージョンを買わなければいけないのだが(いけない?)、まずは完全生産限定盤の方をアニメイトで買い、初回生産限定盤はタワレコで買うと決めていた。ブロマイドの絵柄(って言うの?)が違うので、せっかくだから2箇所で買おうと決めていたのだ。

まずは無事に、アニメイトで完全生産限定盤をゲットできたのだが、CDとは思えない(直径15cmのホールケーキ箱ぐらい)大きさで出てきたので面食らった。あと、CDにしては“いいお値段”だったこともね。まあいくらであってもお値段以上なんだけど(軽い洗脳)。

鞄に入らない大きさなのでレジ袋もらい、続いて初回生産限定盤を買いにタワレコへ……行ったらモノがない!
正式な発売日は明日だから、今日は置いてないのかなーと思ったのだが、TrySailの棚に通常盤は売っている。これがあるということは、完全生産限定盤と初回生産限定盤は仕入れないか、すでに売り切れたのだろうか?いや、店の人に聞けば終わる話だが、聞けないの。シャイだから(というよりチキンだな)。
明日3バージョン揃えて大々的に売りだすという可能性もワンチャンあるが、それを待って行動していたら時を逃してしまうかもしれない(冷静に考えれば、なんの時を?ってことなのだが)。
これはプランBに移らねばならない(プランBないけど)。

そんなわけで困った時のHMVオンライン。
アニメイトで手に入らないものをいつも救ってくれた(といっても夏川椎菜関連BD2回だけだが)HMVオンライン様で注文しようとサイトに行って、カートにまで入れたのだけれど、よく説明を読んだら「ブロマイドが終了」との表示が。
とにかく手に入れるためにブロマイドなしでも注文しようと思ったが、待て待て待て。おそらく初回生産限定盤と言えど、今日明日で市場から消えることはない。なにせ、1stアルバムの限定版ですら、未だにアニメイトで新品買えるんだから(江戸川台ルーペの体験談に基づく)、あえてブロマイドなしの初回生産限定盤を慌てて買う必要はない。
近くのHMVへ行くか、あるいは秋葉原まで行ってゲーマーズあたりで買うか……

と、歩きながら考えた末に、今まで使ったことがないセブンネットショッピングで買おうと思いついた。
サイトに行ったら、ブロマイド付き表示があったのでこの点はクリア。とはいえHMVが親切でそういう表示をしているだけで、現物届いて「終了してましたー」でも喧嘩にはならない(というかする勇気ない)のだが、でもここはセブンネットにかけようと、路上でいそいそとアカウント登録して、ようやく注文できた。しかも近くのコンビニ引き取りというのを初めて使ってみた。

あとはちゃんと届く(それは大丈夫だろ?)のと、ちゃんとブロマイドが付いていること(これは半信半疑)を祈るのみ。

そんなことで神経をすり減らしたので、バーガーキングで、これまた初めてベーコンチーズワッパーを遅い昼飯にした。ベーコン入りのハンバーガー、あんまり食べないんだけど、テンションが揺らいでいたので、食べたことないものにチャレンジしてみたくなったのだ(結果、美味しかったよ)。

で、今日はそれからMCU映画『シャン・チー』を観たのだが(しかもIMAX GTレーザーで)、これは超面白かったし、続けて書く気力がないので、改めてまた書く(ネタ出し惜しみ)。

そんな一日だった。
あとは遅めの晩飯にレトルトカレー食べておしまいにした。

肝心のCDの感想。

まだ聴いてない。

自分の歌にする力「第三回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル」

「第三回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル」夜の部に行ってきた。

初の天ちゃんリサイタル、そして初の渋谷公会堂(LINE CUBE SHIBUYA)。
TrySailとしての天ちゃんは推し推しの推しだけれど、ソロの天ちゃんは、雨宮天最推しの江戸川台ルーペに任せた的な気持ちがあるし、カバー曲のリサイタルということで、どうしても「親戚の子の舞台を見に行く」感が強かった。
そんなわけで麻倉ももや夏川椎菜のライブよりもアウェー感があった(「417の日」の次ぐらいに)。それでも会場で席についたらワクワクしたんだけれどね。

で、リサイタルはとても楽しかった。

僕がTrySail推しになったのは、3人ともきちんと(しかもキャラとしてでなく自分の歌として)歌える人たちということが一番の理由だったのだけれど、中でも抜きん出て歌唱力のある雨宮天の歌の上手さを再確認した。
考えてみれば、12曲中10曲がカバー曲、それも往年の歌謡曲というのは、そもそも歌が上手くなければ成立しないイベントなのだ。また、どの曲もカバー元の歌手に寄せるようなアプローチではなくて、“歌手”雨宮天の曲として歌っていたのはすごい。ほぼ自分の持ち歌のように歌っていた。努力で上手くなった部分も大きいだろうが、僕としては“天性の歌唱力”を強く感じた。
唯一、寄せたなーと思ったのは松田聖子の「瞳はダイヤモンド」。“ザ・アイドル”松田聖子の凄さを痛感した。

個人的にはとくに「たそがれマイ・ラブ」と「つぐない」が良かった。
「つぐない」本家のテレサ・テンって歌上手かったんだなーというのもわかった(天ちゃんより良い、ということでなくて、天ちゃんの歌として聴いていても「テレサ・テンの歌声が浮かぶ」という点で)。

一緒に参加する、というライブの楽しさも良いけれど、こういうきちんと歌い手の歌を堪能するリサイタルは久しぶりだったので楽しかったし、自分もきちんと音楽と向き合わねばと思った(レベルもステージも違うけどさ)。

まだまだ感想は尽きないが、それは9月17日(金)13時からの「ザンクとルーペの読書感想文」のアフタートークで語ります。本編は早見和真著『店長がバカすぎて』について感想を言い合います。
なんだよ、どさくさに紛れて告知かよ(はい、そうです)。

今日はブレード降ったりしてないのに、やけにお腹がすいたので帰ってからカップ焼きそば(UFO)食べた。なんか色々消耗してるのかもな(渋谷にエネルギー吸い取られたとか)。
推しに元気をもらって、明日からまた頑張る。

推し誕とネトフリの映画の話

8月28日といえば、雨宮天の誕生日。

天ちゃんは江戸川台ルーペの推しなので、僕はどちらかというと「見守り」度が高いわけではあるが(推しがかぶるとギスギスするからさ)、逆に言えば彼女がいなかったら僕がTrySailのファンになることはなかったわけだ。そういう点では、一番メンバーの中で尊みが深い(僕にとって)。
最近の楽曲が(僕の触れてる範囲でしかないが)歌謡曲寄りにシフトして、個人的には天ちゃんがその路線に進んでしまうことは「うむー」な部分もあるが、逆に言えば自分が好きなもので認められるというのは素晴らしいことだし、天ちゃんにとって(精神安定剤的にも)良いと思うので、いけるところまでいくのもアリだろう。
声優として確固たる地位を獲得しつつある彼女は、もうすっかりTrySailの活動の支柱と言えるが、逆に言えばTrySailは彼女にとっての精神的支柱であるように思えるので、今後ともユニットとしての活動もガンガン続けていただきたい。
全然、逆じゃないのに逆に言いたいだけの(ネタ)文章になってしまったが、なんていうか応援するのに素直になれない系な奴ってことで。
お誕生日おめでとうございます。

ネトフリで「ラスト・マーセナリー」というアクションコメディ映画を観た。ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演。
ヴァン・ダムは本物のマーシャルアーツの達人として(調べたらマーシャルアーツじゃなくて空手のチャンピオンだった)80年〜90年代に主演作たくさんあるけど、思い返したら俺が観たことあるの「タイムコップ」と「ストリートファイター」というどっちもアレな奴だ(しかもテレビで観た)。
引退したプロが現役復帰、という「96時間」フォーマットをさらに安っぽくしたディテールの映画ではあったが、テレビでご飯食べながら観るにはちょうどよい感じだったよ。アクションも健全で良かった。コメディ部分はフランス映画だからかエスプリの効いた感じ(適当な感想)。
嫌いじゃないタイプ。お暇ならどうぞぐらいのオススメではある。

なかなか詰めまで行かなかった案件がようやく着地しそう。リスペクトの強い方とお仕事するのはとても緊張するが、思い切ってやれることやろう。だいたいこういう時に臆病風を吹かす傾向があるので気を付けなければな。

気がつけば8月も終わる。色々進めないとマズイな。

記録に残る記憶

3月に通しで行ったライブ(自己主張)のBlu-ray「TrySail Live 2021 “Double the Cape”」をフラゲしに池袋のアニメイトへ。

12時開店のところ、12時40分頃に行ったら、平日の昼間だというのに結構な人手で焦った。若い子が多かったから、夏休みだからなんだろうなー。

で、Blu-rayは本編(Day2)の他に、Day1だけで歌った曲が別ディスクに特典として入っていて、どっちから観ようか悩んだが、まずは神席だったDay1の楽曲から観た。
ちゃんと「Baby My Step」のとこで、自分とルーペさんの姿(ロー○ンの人じゃないかという感じのスーツ二人組)を確認できて十分にご満悦だったのだが、「disco」のところでは、ブレードの振り方のぎこちなさ(ニワカの証明)がわかるほど、さらに写っていたのでビビった。
あのライブが脳内の出来事でなかったことを証明できたし、なんというか、推しの作品に自分が写り込んでるの、超エモい(言い方)。
あと、やっぱりこのとき、TrySailを目の前で観たんだなー。相当運を使っただろうが、良い運の使い方だった。
Day2ももちろん良かったよ(TrySailライブにハズレ席ないから)。

それにしても今日も暑かった。
歩いてるだけで「死ぬ」って何度もつぶやいた(こんな中で運動会とかしてるの、本当に○○なんじゃないかと思う)。あまりに暑いので「白くま」買って食べた(美味かった。っていうか生き返った)。

で、これから夕飯にピザ取ってきて食べる(ピザハット)。久々にワイン飲みたいなーと思って、それならピザだなと昨日から決めてた。
ハーフ&ハーフで頼むのだが、つねに片方は新しいトッピングにするという目標を持っているので(安い目標)、今回はどうなのか楽しみ。

そういうことを楽しみつつ休日が終わる(急に悲しい書き方)。
リフレッシュして明日からまた頑張ります。

トラブル乗り越え夜のツイキャス

「ザンクとルーペの読書感想文」第11回、ついさきほど終了しました!

20時開始のつもりでいたら、ルーペさんが収録するはずだった某カラオケルームが20時で閉店(まんぼうの影響)というアクシデント。
「隣の県ならまんぼうが適用されない」という、西村京太郎もビックリの県またぎトリックを使ったルーペさんが別場所を確保して、予定より30分遅れでスタートしました。

本編は小説ではなく実用書、松岡圭祐著『小説家になって億を稼ごう』。

実用書の感想は難しかった。いつも以上にルーペさんに助けられた感じがする。でも言いたいことは言えたと思う。
そしてわりとラストのまとめは、その場で思いついたことを言っただけだが、予想以上にまとまった(気がする)。こういうのが出るのがやっぱりライブ配信のグルーヴならでは、って奴ですよ。

で、ライブつながりで(無理くりつなげたな)アフタートークは「夏川椎菜 Zepp Live Tour 2020-2021 Pre-2nd」羽田公演(夜の部)の感想。

ブログでも書いたことを少し深堀りして「ロックスターとしての夏川椎菜」を語れたと思うのでわりと満足。
そして今は「声が出せる状況にだったら、もっと楽しかっただろう」と思っていて、その日が来ることを待ち望んでいる。

いずれにせよ、聞いていただけると嬉しいです。

推し誕と節目の日

今日は推しの誕生日。

おとといからこのブログで言及している(「言及」って久しぶりに書いた)夏川椎菜さんの誕生日なのだ。
25歳というのはまだまだ若いが、デビュー当時の姿を考えると(リアルタイムで追っかけておらずアーカイブで知ってるだけのニワカですが)すっかり「個」を確立した感じがする(先日のライブを思い返すと貫禄すらある)。
なんていうか、これからのナンちゃんにもきっと「頑張らなきゃ」という気持ちにさせられるのだろう。でも、いつまでもそういう気持ちじゃなくて、「頑張ったぜ」って言えるようにならねばいかんね。
応援しつつ、自分も頑張ろうと思える存在は唯一無二だ。
これからも元気でご活躍できますように、引き続き推してまいります。

さて、それ以外に書くことは特にないのだけれど、なんとこのブログ、今日で1300日連続更新なんですってよ!(wordpressの通知調べ)
3年と204日(うるう年含む)欠かさず更新してきたっていうのは、まあ自分で言うのもなんだが“どうかしてる”よ。
こんな「なんの取り柄のないブログ」(謙遜でない、ただの事実)でも、ひとつこだわってきたのは「更新予約」をしないこと。なので、少なくとも1300日は毎日毎日、海外にいようと具合が悪かろうと、「公開」ボタンを押してきたということだ。
それだけの期間、なんだかんだと無事に生きてこられたということに感謝しつつ、また明日からも「公開」ボタンを押す作業に(作業って言った)勤しもうと思う。

いつまで続けられるかはわからないし、突然更新が止まったとしても、それもまた人生だ。
生暖かい目で見守りながら、今後ともお付き合いいただければありがたいです。

彼女はロックスター

そんなわけで、「LAWSON presents 夏川椎菜 Zepp Live Tour 2020-2021 Pre-2nd」羽田公演に行ってきた(昨日のブログから続いてます)。

Zeppという場所、生バンド、そして彼女の楽曲から想像していなかったわけではないが、その想像以上にロックのライブ感が高かった。

ラジオでハロプロについて(時に聴いているこちらが引くほど)熱く語るアイドル好きで、自分も声優としては「アイドル枠」で活動してきた彼女が、そこから「夏川椎菜」という唯一無二のアーティストになろうとしている、その過程と葛藤も全部見えるようなライブだった。

ダンサーもおらず、振りはつけるものの、ほぼ“歌一本”で、場を作る力量がすごかった。生バンドは4ピース編成(ツインギター、ベース、ドラム)でキーボードがいないから、すごくピッチがとりにくかったと思うが、その分、勢いと強いパフォーマンスで乗り切っていた。
そして、バンドの座長としてだけではなく、会場全体をリードする姿に感動したし、そのグルーヴに身を委ねることがとてつもなく幸せな時間だった。
それは、Zeppのサイズならでは、というのもあるだろうが、夏川椎菜にはそれができる力があるんだなと改めて実感した。

ナンちゃんの作る場は、同じTrySailの雨宮天や麻倉もものライブとは違い、単純に「楽しかった」だけじゃなく、「自分も頑張ろう。逡巡していることに挑戦しよう」という気にさせてくれる。
TrySailのライブも、天ちゃんやもちょのライブも、もちろん楽しいけれど、なんというか前者がエンタメ王道、ディズニーランドのような楽しさだとすると、今回のライブはアート系の舞台を観たような感覚で、自分の人生にフィードバックされるものが多かった気がする。「もっと頑張れ、俺」という気になった(いや、マジ頑張れ、俺)。
TrySailのナンちゃんが可愛い、417の日のナンちゃんが面白い、だとしたら、ソロライブのナンちゃんは断然“カッコいい”だ。ロックスターの貫禄があった。
ファンにサイリウムを振らせるロックンローラーの先駆者になってほしい。

系統の違う楽曲が多いし、とくに自分で作詞する曲はやや湿り気のあるロックチューンが多いので、ソロ活動はこの系統でやっていくんだろうけど、また彼女のパワーを浴びに行きたいと思った。

で、2時間あっという間で大満足なライブだったわけだが、ずっとスタンディングなこともあって、途中で少しバテた(そして今日身体にガタがきてる)。

自分、まずは体力つけなきゃな。